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鉛筆から学べること

鉛筆は文字を書くことができます。でも、実際に書いているのは鉛筆を持つ手であり、その手を動かしている人間の考えです。同じように、私たちも何かをするとき、自分より大きい何かの影響を受けてそれを行っています。それは親や教師かもしれないし、歴史を通じて受け継がれてきた知恵や文化の伝統かもしれません。

鉛筆は使っていると先が丸くなります。なので、ときどき削る必要があります。同じように、私たちも知識やスキルを磨く必要があります。

鉛筆には消しゴムが必要です。間違ったら書き直すためです。同じように、私たちも間違ったらやり直す必要があります。

鉛筆でいちばん大事な部分は中心にある芯です。まわりの木の部分ではありません。同じように、私たち人間も、重要なのは外見ではなく、その中にあるものです。

(by ナタラジャン・ラベンドラン)

イラスト